ローカル10,000プロジェクトの先行事例に学ぶ「企業組合スイーツキッチン」編 総務省の「ローカル10,000プロジェクト」は、地域資源を活かして新規事業に挑む民間事業者を、自治体や金融機関が連携して支援する補助事業です。本記事では、この補助金を活用して、キッズルーム併設の新たな農産加工所を整備した山形県天童市の「企業組合スイーツキッチン」の取り組みに迫ります。増加する加工依頼に応えるための保管・生産体制の拡充と、長年進めてきた「子育て世代の女性が働きやすい環境づくり」の両立を、行政や金融機関のサポートを得ていかに実現したのか――。そのプロセスを紐解きます。 スイーツの製造やOEMを手掛ける 山形県のほぼ中央部に位置し、奥羽山脈を水源とする豊かな扇状地に抱かれた天童市。山形空港にも近いなど交通の便に恵まれ、フルーツ王国として知られるこの地で、規格外の農産物を使った加工品やスイーツの製造・OEM(受託製造)を手掛けるのが「企業組合スイーツキッチン」です。現在は代表理事の森谷あかねさんと、役員である娘の日南子さんを中心に、パートスタッフを含め通常は5〜6名、繁忙期には