文部科学省の令和8年度予算案は、一般会計総額が前年度から3,700億円以上を積み増し、5兆8,809億円(前年度比+6.7%)を計上しました。最大の焦点は、子育て世帯の家計を直撃する教育費の負担軽減です。長年の課題であった学校給食費や高校授業料に対し、国が新たな財源を投じて支援を大幅に拡充します。一方で、日本の稼ぐ力を取り戻すため、国家戦略として「AI×科学研究(AI for Science)」には令和8年度当初予算案で約193億円(主要事業計)、令和7年度補正予算で約1,527億円(関連経費含む)が計上されています。企業と連携したリスキリング教育も強化されます。 第1章令和8年度予算案の全体像 一般会計総額:5兆8,809億円(前年度比+3,715億円) (※令和7年度補正予算:1兆6,091億円) ポイント:給食費・高校授業料を中心とした負担軽減と、科学技術・人への投資が二本柱 今回の予算案では、義務教育費国庫負担金(教職員の給与等)が約1.7兆円と大きな割合を占める中で、家計負担の軽減に向けた予算が数千億円規模で上乗せされているのが特徴です。また