農林水産省の補正予算解説の2回目は、食品メーカー、卸・小売、物流、外食事業者などに向けた「流通・加工・輸出」分野がテーマです。キーワードは「海外市場への挑戦」と「国内回帰(国産化)」。円安や海外需要を取り込むための輸出向け施設整備(HACCP対応など)や、輸入リスクに備えた米粉などの国産原料転換に手厚い支援が用意されています。また、人手不足に悩む飲食・物流業への省力化投資も見逃せません。 1. HACCP施設整備と海外商流の獲得 輸出向けHACCP等対応施設整備 予算:60億円(輸出産地育成対策 総額129億円の内数) 概要:食品製造事業者が、輸出先国の厳しい衛生基準(HACCP)や宗教的要件(ハラール等)に対応するために行う、施設の改修や機器の導入を支援します。輸出拡大を目指すメーカーにとって必須の補助金です。 サプライチェーン連結強化 予算:25億円 概要:現地の商流(スーパーや外食チェーン)に入り込むため、生産から現地販売までを一気通貫でつなぐサプライチェーン構築の実証を支援します。コールドチェーン機器の導入なども対象です。