「PCB」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl)の略称で、人工的に作られた主に油状の化学物質のことです。PCBという言葉が広く知られたきっかけは、1968年に発生したカネミ油症事件です。低濃度PCB廃棄物は、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(平成13年法律第65号。以下「PCB特措法)という。)により令和9(2027)年3月31日までに処理を終わらせることが義務付けられています。環境省は中小企業等の処理を後押しするため、分析費と処理費に対し2分の1の額を助成する事業を実施中です。本事業を所管する同省PCB廃棄物処理推進室の担当者に、速やかな処理を進める必要性などをうかがいました。処理対象の機器等を使用もしくは保管している、または作業場や倉庫に眠っている可能性がある中小企業や個人事業主の方は保有の有無を総点検し、保有していることが判明した場合は助成金の活用も検討し、適正な処理を進めてください。 低濃度PCB廃棄物や、本事業の詳細については、以下のホームページも