公共性と波及力を制度で示す 補助金審査における加点項目を読み解く連載の最終回のテーマは「地域・社会・政策重点系」です。企業の取り組みが、国の政策(DX、スタートアップ支援など)と方向性を共有している場合、制度上の加点項目として評価されることがありますが、これは、企業活動が公共性や波及力を持つことを、公的制度を通じて客観的に示す一つの方法です。 地域未来牽引企業やDX認定、J-Startupといった制度の選定・認定実績は、申請書に記載する単なるお墨付きではありません。それらの実績は、企業が地域社会や日本経済全体の課題解決にどう貢献しようとしているのか、その戦略性と実行力を示す根拠となりえます。 この連載では、補助金審査で有利になる可能性のある制度をグループ分けし、制度取得に向けたポイントや背景にある考え方を解説しています。今回は、企業の社会的な価値を、いかに制度という形で伝え、補助金採択の可能性を高めていくか、そのヒントを探りたいと思います。 第1章:制度紹介 本章では、「地域・社会・政策重点系」に分類される四つの制度を紹介します。これらの制度は、企