観光・文化・教育の連携が生む地域ビジネスの機会 令和8年度の予算概算要求において、観光庁は、インバウンド(訪日外国人旅行)の地方誘客と、観光産業の稼ぐ力を強化するため、DX、省人化およびユニバーサルな受け入れ環境整備に集中的に投資する方針を明確に示しています。一方、文部科学省は、教育インフラのDXと施設の老朽化対策を大きな柱とし、未来の労働力となる人材育成や文化資本(金銭以外の文化的資産)の活用に重点を置いた予算を要求しています。 これらの施策は、単に旅行者数や教育環境を改善するだけでなく、滞在を長期化させ、地方での消費を拡大させる高付加価値化に焦点を当てています。これは、宿泊業、飲食業に加え、IT、建設、地域交通、コンテンツ制作、文化財関連ビジネスといった幅広い中小企業の皆さまにとって、新たな市場を開拓する具体的な好機となりえます。 この記事では、両省庁の概算要求の中から、中小企業の新規参入や事業拡大につながりそうな支援事業や補助金・助成金をご紹介するとともに、未来のビジネスチャンスとなる市場についても考察したいと思います。 ※本記事で使用している図表は、国土