皆さんは、「中小企業活性化協議会」(活性協)をご存じでしょうか。企業や経営者を取り巻く環境は厳しく、多くの課題を抱えています。こうした厳しい状況下で、事業の継続が困難になるケースも残念ながら存在します。しかし、事業をたたむことになったとしても「再スタート」を図ることが可能な場合もあります。そんな再スタートへ向けた支援を行っているのが活性協です。今回は活性協と、活性協が公表した「再チャレンジ事例集」について、ご紹介します。 目次 「廃業=破産」にとらわれない 中小企業活性化協議会の活動 5つのソリューション(解決策) 再チャレンジ事例紹介 成功のカギとまとめ 01 「廃業=破産」にとらわれない 事業の継続が困難になると、「廃業=破産」というイメージにとらわれがちです。しかし、「円滑な廃業」や「軟着陸的な破産」といった道を選ぶことで、従業員の雇用を守ったり、経営者自身が再スタートを切ったりすることが可能なケース、すなわち「再チャレンジ」の可能性が残されている場合があります。活性協は、事業再生等が極めて困難な中小企業や、