「誰かアイデアを考えてくれないかな」「誰かプレゼン資料を作ってくれないかな」。このような日常の何気ない願望の多くが今、手軽に実現する時代になっています。ちょっとした「つぶやき」を叶えてくれる存在、それこそが生成AI(Artificial Intelligence=人工知能)です。生成AI基盤技術の開発を支援する「GENIAC」(ジーニアック/Generative AI Accelerator Challenge)プロジェクトの一環として、生成AIの社会実装(=研究成果を実社会で役立てる)促進を目的にアプリケーション開発に特化した懸賞金制度「GENIAC-PRIZE」が進行中です。生成AIを活用した解決が期待される3領域の4テーマについて開発を促すもので、懸賞金総額は約8億円です。あなたのひらめきが生成AIの活用領域を広げるかもしれない。そんな可能性を秘めたGENIAC-PRIZEプロジェクトの狙いや、生成AIをとりまく話題について、同プロジェクトを国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)とともに主催する経済産業省の担当室長にインタビューしました。記事の後半