おばら行政書士事務所(東京都新宿区若葉)の行政書士・小原恭子さんは、「現場」に飛び込んでは、緻密なヒアリングでクライアントの強みを見いだし、寄り添うことを心掛けています。夫で中小企業診断士の小原久明さんと、それぞれの得意分野を生かして顧客と向き合う日々です。 第三者目線で互いの仕事をチェック ――ご夫婦それぞれ事務所を構えておられるのですね。 恭子さん:私は行政書士事務所の開設にあたり、企業を主たるクライアントにしたいという思いがありましたので、現在の地に構えました。OFFICE OBARA合同会社(埼玉県川口市鳩ヶ谷本町)は夫が代表で、行政書士の業務範囲については私が携わっています。私と夫それぞれが担当する顧客の事業計画を策定する際など、お互いに第三者目線でチェックしあうことで、独りよがりの計画にならないよう努めています。 ――恭子さんはもともと、マーケティング業界におられたとか。行政書士に転身したきっかけは何だったのですか。 恭子さん:仕事が激務だったこともあり、体調を崩してしまい…。行政書士試験の勉強をしていた友人がい